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気ままな徒然草別館

ゲームや日常に関することを徒然と語るブログ

マリみてと、ストーリーとは

最近、寝る前に『マリみて』のアニメを観るのが日課になっていて
観終わると気分的がリラックスできて、
さあ寝よう!という気分になります。


『マリみて』は大きな事件が起こるわけでもなく
淡々と日常を描いています。
ちょっとした心のすれ違いによる小さな事件や、
家族にまつわる話も出てきますが
基本は平凡な学園生活の話です。
それだけなのに面白い。
じゃあ、それはなぜなんだろう?
ありそうで、なさそうな『マリみて』の世界観にファンタジーを感じて
現実逃避できるのがいいのかもなんて思ってましたが、
実は先日読んだシナリオ創作の本にその答えがありました。

以下抜粋します。

「物語の基本は内面です。お話は、登場人物の内面でつくるものです。人の心の動きをつないでいく、その時思った気持ちや相手への感情をストーリーに盛り込んでいく。事件と事件でつなぐのではなくて、内面と内面でつなぐ。それがストーリーをつくるということです」(引用:鏡裕之著『美少女ゲームシナリオバイブル』P.130より)



そうなんです。
『マリみて』って、ひたすらキャラクターの内面を掘り下げていく話なんです。
一つのエピソードがあって、それを複数の登場人物ごとの視点で、
内面の変化を丁寧に描く。
主人公は友達との会話でどう内面が変化したか、
逆に友達の内面はどうなったか。
それをひたすらつないでいくという構成。
つまりそれがストーリーになっていたと。
だから面白いんだと。


ずっと「面白い設定とは?」「面白いプロット(構成)とは?」を考えてきたせいで
“キャラクターの内面を描く”ということを忘れていたような気がします。
事件と事件でつなぐのではなく、内面と内面でつなぐのがストーリー。
大変勉強になりました!


美少女ゲームシナリオバイブル美少女ゲームシナリオバイブル
(2009/07)
鏡 裕之

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  1. 2012/02/19(日) 04:40:40|
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