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読書:煌夜祭

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)
(2006/07)
多崎 礼

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「煌夜祭」多崎礼著 中央公論社

語り部の生業は、十八諸島の世界を巡り、
世界各地で話を集め、他の土地へと伝え歩くこと。
冬至の夜、語り部たちは島主の館に集い、夜を通じて物語を語る。
それが「煌夜祭」と呼ばれる年に一度の語り部の祭だった。
そんな冬至の夜、今はもう廃墟となった島主の館に
お互い素性も知らぬ二人の語り部が集まった。
そして、語り部の一人が人を喰らう恐ろしい、
だが儚くも美しい魔物たちの物語を語り出した――。



傑作。
二人の語り部が交互に語り合う物語がそれぞれ短編になっていて、
その短編の間には幕間的な二人の会話が入るという、
いわば連作短編という形式をとっています。
全く関係のなかった小さな物語が
いつしか一つの大きな物語へと収束されていく構成が見事。
伏線の妙というか、終盤明らかになる真実には度肝を抜かされました。
そして、語り部たちの物語一つ一つが魅力的なんです。
その物語にはかならず魔物の存在があります。
人間の夫婦から突如生まれる魔物は、
普段は人間と変わらないのに
冬至の夜になると一番愛する人間を食べてしまう。
そんな魔物と人間の悲劇が語られていきます。
まずは、冬至の夜に魔物と出会ってしまった語り部の話。
魔物に食べられないようにと、
必死に面白い物語を語り始めた語り部は……。


ひさびさに心がすっとする本を読んだ気がします。
物語の構成の妙を堪能できる作品です。

とにかく、おすすめっ!


(*昔書いたモノを再掲載)
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  1. 2009/08/09(日) 06:23:46|
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